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サービス部より

エアフィルターの汚れ

お久しぶりです。メカニックのかず山です。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、お彼岸も近づいてきて春を感じるようになって参りました。
すごしやすい気候は仕事の効率にも好影響を与えてくれるので現場のメカニックにとっても春の到来は心躍るものがあります。
さて、今回の話題は「エアフィルター」です。これもエンジンの性能に関わってくる大切な部品です。
前回、私が書いた内燃機関3要素を読んでいただけたでしょうか?
その3要素のうちの一つ「良い混合気」に関わってくるお話です。
いい混合気とは何かと言いますと、ガソリンと空気が一番燃えやすい比率で混ざり合ったガスのことを言います。
その混合気をエンジン内で燃焼させて出力を得るのですが、ガソリンと空気の比率が狂ってしまうと有害な排気ガスを出したりエンジン不調の原因になります。
エアフィルターはエンジン内に取り込む空気を濾しているフィルターですので、車を使っているうちに汚れて目が詰まってきて吸い込む空気の量が減ってしまいエンジン本来の性能が出せなくなってしまいます。
今時のエンジンは吸う空気の量に合わせて適正な量のガソリンを噴射するので常に「いい混合気」は保たれるのですが、エアフィルターの汚れによって吸う空気の量が少なくなれば空気の量に合わせて噴射するガソリンの量も減るのでエンジンが栄養失調を起こしパワー不足で加速が悪くなったり坂を登るのに難儀したりします。
私は趣味でモトクロスをするのですが、砂埃の舞う過酷な環境では1日レースした後はエアフィルターが詰まりエンジンのかかりが悪くなり、いくらアクセルを開けてもエンジン回転が上がらないというような症状が発生します。
公道を走る車とレース用のバイクでは使用環境もガソリンを噴射する仕組みも違うのでここまで極端な症状は現れませんがエアフィルターが汚れてくるとお客様の車でもこの症状が起きてきます。
最近エンジンが元気ないなぁと思うお客様、エアフィルターの交換はいつしましたか?
エアフィルターの汚れを点検を御用命頂ければ短時間で点検して交換できるものですから是非お越しください。

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